ホンダ フリード2011/07/14 22:45

デビューしてから結構経ちますが、気にはなっていたので乗ってみました。

試乗車
フリード Gエアロ FF 7人乗り  標準車 201万3千円

試乗車装着オプション
右側パワースライドドア&スマートキー 105000円
HDDインターナビ    241500円
試乗車価格 235万9500円

●外観デザイン
ホンダらしく余計なラインが多いデザインだと思います。サイドのラインは大胆に抑揚をつけすぎていて、こじんまりとしたフロントや頭でっかちなリアのデザインとマッチしてないように感じます。

              全長4215mm×全幅1895mm×全高1715mm
                ホイールベース2740mm、車重1310kg



●エンジン
1.5リッター直列4気筒SOHC4バルブ
87kW(116ps)/6600rpm、144Nm(14.8kgm)/4800rpm
車重1310kgと重いため、このエンジンに対してはチョット非力です。
振動は少ないです。音はそれなりで、かっこいい音ではありません。
トレジアの1.5より数段マトモです。

●ミッション
CVT自体のすべり感は少ないほうです。
パドルシフトがないのが残念。

●ハンドリング
素直に切った分、イメージしたとおりに曲がっていきます。但し、路面の感触は全く伝わってきません。もうちょっと重みがあってもいいかも。

●足回り
サスペンションはフロントがストラット、リアがトーションビームです。
タイヤはサイズが185/65R15 88S  銘柄はTOYO TRAMPATH J50 
微小な振動が伝わってきますが、基本的には乗り心地はいいと思います。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアがドラムです。
特に違和感はありません。
急ブレーキをかける機会がありましたが、つんのめることもなく、フラットな姿勢で停止したので、
関心しました。

●静粛性
あまり静かなほうではありませんが、耳障りではありません。トレジアよりマシです。

●シート
フロントシートは結構座り心地はいいです。クッションの厚み、クッション・背もたれの大きさとも不満はありません。セカンド、サードは走行状態では乗っていませんが、7人乗り仕様はどちらも結構いい座り心地でした。ただしさすがにサードシートの足元は窮屈でした。
それにしてもこれだけは言っておきたいのですが、なぜフロントシートのシートベルトにアジャスタブル機能がないのでしょうか。おまけにシートリフターもないので、背の低い人ではシートベルトがちょうど首のところにきて危険です。


●内装(インパネ)
いいもの感はありませんが、シンプルでいやみがなく、個人的には好きなデザインです。インパネが低いので、前方の開放感があるのもいいです。



メーターは見やすいですが、面白みはありません。
 


3列目シートと両側パワースライドドア、それにナビがついているとはいえ、1.5リッターのクルマが諸経費込みで約250万円もするとは、時代は変わったものです。いくら快適装備が付いているとはいえ、この質感のクルマに250万円も出す気には到底なれませんでした。道具と割り切る
には値段がちょっと高いと思います。またこれだけの値段なのに、シートベルトアンカー調整やシートリフターすらついていないことにも納得がいきませんでした。
とはいえ、シート下に長物を入れられたりするので、ストリームやプレマシーより小さいにもかかわらず、使い勝手ではこちらのほうがよい場面もあり、売れているのも良く分かります。
でもクルマ好きの私からみたら、ストリームやプレマシーのほうが使い勝手では劣るかもしれませんが、値段なりの満足感が得られる気がしました。

日産 リーフ2011/07/04 00:15

やっとリーフに乗る機会に恵まれました。

試乗車
日産リーフ X  376万4250円

●外観デザイン
フロントとリアのデザインは独特ですね。かっこイイかと聞かれると「?」と思わないでもないですが、リーフだということはひと目で分かります。個人的にはフロントはナマズみたいな顔であまり好きになれませんが、リアはちょっといままでにないデザインで、未来的な感じがするところが結構好きです。

              全長4445mm×全幅1770mm×全高1545mm 
                ホイールベース2700mm、車重1520kg



●モーター
80kW(109ps)/2730-9800rpm、280Nm(28.6kgm)/0-2730rpm
パワーの出方はアクセルのストロークに対してリニアで、かつパワーは結構あります。
驚くのは雑誌などでも書かれているとおり、パワーの出方のスムーズさです。これは制御秘術の賜物でしょう。エンジンカーに近いフィーリングを残しつつ、モーターの力強さもうまく表現しているように感じます。

●ミッション
ミッションといったものはないので、変速ショックといったものは皆無です。

●ハンドリング
インフォメーションが全く伝わってきません。イメージより多く切り込まないとダメです。
クイックさもありません。ハンドリンfグ面での走りの楽しさはいま一歩です。

●足回り
サスペンションはフロントがストラット、リアがトーションビームです。
タイヤはサイズが205/55R16 91V、銘柄はブリジストン ECOPIA EP150 です。
乗り心地が非常にいいです。ハンドリング同様走りの楽しさよりも、乗り心地重視といったところでしょうか。でもこの乗り心地のよさはとても気に入りました。

●ブレーキ
フロント、リアともにベンチレーテッドディスクです。
回生はレクサスより弱いですが多少ペダルに感じます。
ブレーキ自体の効きが弱い感じがしました。

●静粛性
非常に静かです。モーター駆動ということもありますが、クルマ自体の静粛性も非常に高いと思います。乗り心地のよさとあわせて、これがリーフの売りでしょう。

●シート
サイズ、クッションの厚み等問題はなく、座り心地はいいです。
残念なのは、リアシート足元の床面が、バッテリー置場になっていて床が高くなっているにもかかわらず、お尻の位置は変わらないので、ももがクッションから浮いたような状態になってしまうことです。空力の関係で天井の高さを変えられず、クッションの位置を高く出来なかったのでしょうが、クルマがよくできているだけに惜しいです。
それにしても、電気自動車なのになんでフロントシートをパワーシートにしなかったんでしょうか。せっかく未来的な雰囲気にクルマを作っているのに、妙にここだけ古いクルマに戻ったような感覚を覚えました。




●内装
インパネは色合いも含めカジュアル。未来的な感じもありますが、見慣れてくるとカジュアルさがかえって安っぽく見えなくもないです。
ボタンの配置はイマイチわかりづらいです。慣れの問題でしょうか。
シフトの操作はプリウスと基本は同じです。ブレーキは電気式。



見慣れるのに少し時間がかかりました。私ぐらい(40歳)になるとメーターの文字やアイコンが小さく感じます。もう少し大きいほうが見やすいと思います。
航続可能距離が結構正確に出るので、近所を走っている限りは不安になることはないと思います。


いやぁ、初めて量産した電気自動車としては良くできていると思いました。電気自動車ということにあぐらをかかず、クルマとしてよく出来ていると思いました。個人的に気になるのはやはりインフラと航続距離ですが、株主総会で株主の方からももっと航続距離を伸ばしてほしいといった要望が出ていましたが、ゴーンさんいわく、走りとの両立を考えると現時点ではこのぐらいの航続距離にせざるをえないといっていました。しかし、携帯電話の充電池を例にとっておっしゃっていましたが、電池の進歩は日進月歩なので、これからはもっとバッテリーが小さく軽くなり、距離も伸ばせるだろうというニュアンスのこともおっしゃっていました。
自分のニーズにはいまのところ合っていないクルマですが、日産のがんばりにはとても期待しています。

スバル トレジア2011/07/02 01:50

試乗記30台目はスバル トレジア。
ご存知の方も多いと思いますが、トヨタ ラクティスのOEM車です。しかし、単なるOEMではなく、フロントマスクを替えたり、足回りにもスバルの手が入っているとのことで、雑誌ではラクティスに比べて評判はいいのですが、はたして...。

試乗車
スバル トレジア 1.5 i-S 2WD 標準車 152万2500円


●外観デザイン
基本的な造形は良いと思うのですが、細かいラインがうるさいです。
ラクティスに比べたらマシですが、フロント周りはもう少しすっきりしていても良いのではないでしょうか。テールランプはフォレスターに似ていて結構好きです。



             全長3995mm×全幅1695mm×全高1585mm
                ホイールベース2550mm、車重1110kg



●エンジン
1.5リッター直列4気筒DOHC
80kW(109ps)/6000rpm、138Nm(14.1kgm)/4400rpm
吸気側のみ可変バルタイあり。
ちょっと音や振動ががさつ。あまり回す気にはなれませんでした。
パワーは特に過不足なく、これでも十分だと思います。

●ミッション
7速マニュアルモード付きCVTでパドルシフトもついていました。
Dレンジだとルーズな感触。マニュアルモードにすると、ダイレクト感が増して走りを楽しめますが、エンジンの回転がスムーズでないし、音も良くないのでミッションのダイレクト感をスポイルしてしまっているのが残念。
なぜかレバーで操作したほうが変速レスポンスが早く、パドルで操作するとほんの一瞬ですが、遅れを感じました。

●ハンドリング
電動パワーステアリングです。
微小な舵角での応答がいい。インフォメーションも多少伝わってきてスポーティー。

●足回り
フロントがストラット、リアがトーションビームです。
タイヤはサイズが175/60R16、銘柄はダンロップSP SPORT 2030です。
常にゴツゴツと跳ねます。乗り心地がよくありません。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアがドラムです。
特に違和感はありませんでした。

●静粛性
あまり静かではありません。「ゴー」というこもり音がします。

●シート
クッション、背もたれともサイズは十分。クッションは硬いが座り心地はいい。
足回りの悪さをシートでカバーしている感じです。

●内装
インパネのデザインが好きになれない。空調の吹き出し口の形が妙にカドカドしかったり、変に力が入ったデザインで落ちつかないんですよね。
個性をつけるためにむりやり造形したように感じられます。



メーターは小ぶりです。デザインはいいというほどではないですが、悪くはないです。


スバルが手を加えたとはいってもやはりトヨタ味を感じます。どうも演出の仕方が好きになれません。欲しいという気持ちにはなれませんでした。
私もアラフォーなので、疲れるクルマは嫌いです。
それは決してスポーティーなクルマが嫌いといっているわけではありません。
欧州のクルマには乗り心地がよく、静粛性が高く、快適だけれども楽しいクルマが多数存在します。
たしかにこの価格で実現するのは難しいかもしれません。
しかし、この価格帯では軽自動車も入ってきます。
単なる買い物の足、通勤の足としてのクルマであれば、軽で十分だと思います。
実際、日本の新車販売の4割弱は軽自動車なのですから。
そこであえて高い税金を払い、このクルマを買う価値があるのかと考えたとき、走りや質感の面で、そこまでの価値は感じないというのが自分の感想です。しいて言えば、サイズが大きい分多少室内が広いことくらいでしょうか。
こんなことでは、そのうち日本からはコンパクトクラスがなくなって、すべて軽自動車になってしまうのではないでしょうか。

スバル フォレスター FBエンジン2011/06/23 01:30

新世代FBエンジンがデビューしてから、ずっと乗ってみたいと思っていました。

スバル フォレスター2.0XS 4AT 標準車  232万500円(税込)

試乗車には以下のオプションがついていました。
・アドバンストパック (17インチアルミ+タイヤ、スポーツルミネセントメーター)
・HIDロービームヘッドランプ
・運転席&助手席8ウェイパワーシート
・シートヒーター
・クリアビューパック (フロントワイパーデアイサー、ヒーテッドドアミラー)
・キーレスアクセス&プッシュスタート   
・大型サンルーフ
試乗車価格 270万3750円(税込)

●外観デザイン
デビューした当初はボディサイズが大幅に拡大され、デザインもあまりカッコいいとは思いませんでしたが、見慣れてきたせいなのか、周りのライバルがカッコ悪くなったのか、いまでは結構好きになりました。ただし、グリルのデザインだけはいまだになじめません。

             全長4560mm×全幅1780mm×全高1675mm
                ホイールベース2615mm、車重1460kg
             試乗車はオプション重量を合わせて1510kgとなる。



●エンジン
2リッター水平対向4気筒DOHC
148ps(102kW)/6000rpm、196Nm(20kgm)/4200rpm
結構パワフルです。昔乗っていたレガシィーの2.2リッターよりパワー感があります。
メーカーが従来の2.5リッター並みのパワーというのも、あながちうそではありません。

●ミッション
変速がスムーズで4ATのネガを感じません。
自分が乗っているSF5のズルズルATに比べたら、格段の進歩です。

●ハンドリング
電動パワーステアリングです。
レスポンスは鋭くないですが、切った分だけ素直に曲がっていきます。
インフォメーションは少し感じますが、薄いです。

●足回り
フロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーン
タイヤはサイズが225/55R17、銘柄はヨコハマGEOLANDER G95 
基本的には乗り心地がよいが、エルグランドと同じく微小な路面の凹凸を拾ってコツコツと振動がわってくる。大型サンルーフが付いていたせいか、常に車体の重心が高く感じて、左右の揺れが増幅されるような感覚があった。でもフォレスターのサンルーフは大きいので魅力的。

             大型ガラスサンルーフ (これは動画ではありません)

●ブレーキ
特に違和感なし。

●静粛性
少しよいくらい。

●シート
フロントはサイズは問題ないですが、クッションの底付き感があって、長時間乗っていると疲れそうな感じがしました。
走行中に乗ってはいませんが、リアはリクライニング機構があり、結構快適に過ごせそう。
ただし、センターのクッション部分に回転式のカップホルダーがあり、せっかくボディが大きくなって3人掛けできるスペースができたのに、3人掛けしたくても座面が硬くてする気になれないのがのが残念です。



●内装(インパネ)
エアコンの表示パネル周りをピアノブラックにしたり、シルバー加飾部を落ち着いた色調に変更したりと、マイナー前に比べて質感が向上しています。エアコンも左右独立温度調整式になった。



メーターは文字盤の字が小さく感じました。20代の人にはこのくらいでもいいのでしょうが、自分のように40代になってくると、小さい文字だと見にくく感じます。そういう点はトヨタ、日産のクルマは考えて作っていると感じます。



結構期待して乗ったのですが、やはりレガシィよりは下ということをなにかにつけて実感させられます。エンジンは良くなっていると思いますが、乗り心地、シートの出来、静粛性、ドアを閉めたときの開閉音など、値段なりのものを感じる部分が少しずつ見受けられて、それが残念なのです。それは自分がレガシィからフォレスターに乗り換えた当時にも感じたものです。インパネやメーターなど見た目の質感は上がっているかもしれませんが、もっと本質的な部分にお金をかけて、熟成していってほしいと思いました。ターボだとまた印象は違うんですかね。
フォレスターは好きなクルマなので、もっと自分に「欲しい!」って思わせてくれるクルマになってくれることを願っています。

レクサスCT200h2011/06/22 00:05

結構内装のデザインが欧州車風で気に入っていたので、一度乗ってみたいと思っていました。
たまたま「人とくるまのテクノロジー展」(5/18~20)での試乗会で乗る機会を得ました。

試乗車
レクサスCT200h versionL 430万円

●外観デザイン
基本的なカタチは結構好きなのですが、センターに向かってラインが「クシャッ」と集中していってゴチャゴチャとしたフロントのデザインだけは好きになれません。プレミアムブランドとして、デザインに個性を与えることは大事だと思いますが、なんでこんな醜い顔を与える必要があるのでしょうか。




●エンジン(モーター)
1.8リッターエンジン+同期モーターの組み合わせで、メカニズムとしてはプリウスと同じ。
エンジン出力73kW(99ps)、トルク142Nm(14.5kgm)
モーター出力60kW(82ps)、トルク207Nm(21.1kgm)
プリウスよりも静かです。加速感はプリウスとほとんど変わりません。排気音は全く色気なし。

●ミッション
遊星ギアを用いたミッションです。ダイレクト感は全くなし。

●足回り
タイヤはヨコハマdB E70 R17 87Wです。
サスペンションはフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンです。
一見乗り心地がいいように感じますが、細かい路面の凹凸を拾ってピッチングがシートに伝わってくるので長時間乗っていると意外に疲れそうです。
ステアリングレスポンスが最初切り込むところだけ妙にクイックで違和感を覚えました。
トヨタが考えるスポーティーとは、これみよがしの素人にウケル演出なんでしょうか。
唯一の美点はトヨタ車にしてはめずらしく、ステアリングに伝わるタイヤの接地感が、切り込んでいっても途切れないことくらいでしょうか。
自分には不満な足回りも、ジャーナリストの方々には結構評判がいいんですよね。
「F SPORT」仕様だったらまた違った印象なのでしょうか。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアがディスクです。
回生が強すぎて、違和感を感じます。

●静粛性
静かです。
オーディオの音が安っぽかったので、がっかりしました。

●シート
ホールドは適度で圧迫感はないです。クッションや背もたれの大きさも私の体型(身長164cm)に合っています。クッションの厚みも問題なく、お尻が痛くなりそうな感触はありません。試乗車は本皮でしたが、少しすべりやすい感じでした。

●内装(インパネ)
欧州車っぽい雰囲気は個人的に気に入っています。ただし、センターコンソール下あたりのスイッチのレイアウトが煩雑で、スイッチの操作タッチもなんだか安っぽく感じました。



今回、ナビのリモコンとなる「リモートタッチ」なるものを初体験しました。
カーソルが「カクッ」、「カクッ」と画面上のボタンに誘導されるので、操作はしやすかtったです。
クルマの本質には関係のないことですが。



メーターは「Normal」モードと「Eco」モードがブルーのバック照明で、左側のメーターがモーターの出力やブレーキの回生状況を示すエコメーターとなります。
「Power」モードにすると、バック照明が赤になり、左側のメーターもタコメーターに変わります。
特別そそられるようなものはありませんが、トヨタらしく見やすいメーターです。





はっきりいって、この内容でこの価格は高すぎです。
レクサスということもあり通常のトヨタ車とは違うことを期待していたのですが、がっかりでした。
クラウンとかレクサスの高いモデルは乗ったことがないので全部ではないんでしょうが、
自分が乗ったトヨタ車ってどれもフィーリングが同じなんですよね。
ステアリングレスポンスが過剰。
アクセルレスポンスも出だしで過剰だけど回すとパワーがついてこない。
足回りはダンパーにお金をかけてないのか、低速で細かいピッチングが出る。
ボディ剛性感がない。
ここ10年、20年ほとんど進歩していないんじゃないでしょうか。
自分がクルマに憧れた80年代頃のトヨタ車のほうがよっぽど良かったと思います。